第2回のエッセイコンテストにご応募いただき、ありがとうございました。
これは2020年まで続けていきたいと考えております。
まずは、今年の厚生白書でも言われているように「世界最低水準の受動喫煙対策」しかしていないことをあらためて痛感させられました。
なぜ、これほどまでに日本は遅れているのでしょうか?
財務省、タバコ税は、どこの国にも存在しますから、必ずしも財務省が悪いわけでは無いでしょう。やはり、タバコ産業ー政治家のブラックボックスが強固であるためでしょう。私たちが詳細に明らかにしているように、多くの自民党政治家にはタバコ産業から金が渡っています。
自民党が政権を取り戻してから、政策決定過程がますます見えないものとなってきました。80%の国民が罰則付きの受動喫煙防止法を作るべきと言っているのです。いつまでも作ろうとしなければ、そのうちに日本国民の怒りが爆発することでしょう。
安倍首相は、2016年10月6日の参院予算委員会で、「2020年の東京五輪・パラリンピックや、19年のラグビーワールドカップ(W杯)を視野に、立法措置も含めて検討を進めていく」と述べました。これが単なる分煙法案で終わらず、国際基準に沿うものであるように祈っています。
一般社団法人 日本禁煙学会 理事長 作田 学
オリンピック開催は東京が完全無煙都市になるチャンス
ファンスニョン 42歳 女性 大韓民国
東京で受動喫煙にさらされ苦しい思いをしました
Rovshan Namazov 27歳 男性 アゼルバイジャン
タバコのせいで最も悲しかったあの日
イウナ 25歳 女性 大韓民国
日本旅行とタバコ
キムジングァン 26歳 男性 大韓民国
My thoughts on the problem of passive smoking in Japan
Do Ky Lam 21歳女性 ベトナム
日本の煙
キムウチャン 24歳 男性 大韓民国
passive smoking
HA Thi Nhu Thuy 27歳 ベトナム
トルネードのように怖いタバコから東京を守る方法ついて
ジュミジン 22歳 韓国
今回の企画で、日本禁煙学会ホームページにのみの募集掲載でしたが、6名の方が応募してくださいました。
殆どの方が、まだタバコを吸っているが非喫煙者に被害を与えないように「吸おう」というお気持ちでした。したがって、皆様のエッセーが受動喫煙防止法に賛成する意見と思います。順位は付けますが、タバコを吸う方でも、受動喫煙防止法に賛成であるということで、出来るだけ広範なメディアに広める意義があると思います。
ただし、
本間様: 「自宅マンションのベランダだけ」での喫煙であってもよくないこと
大沼様: 「意思が弱い」(正しくは「意志が弱い」)から卒煙できないというのは誤りであることをご理解いただきたいと思います。
ベランダでの喫煙はサッシからタバコ煙が他の室内に入り、大変な迷惑を与えることになりますし、ニコチン依存症が卒煙をしにくくしています。禁煙のためには専門的な治療が必要なのです。科学的に証明された禁煙法は専門の禁煙外来で受けることができます。
2016年1月26日
一般社団法人 日本禁煙学会
理事長 作田 学
今年はオリンピックの受動喫煙防止が大きな話題になっていますので、どれほど外国からの方が困っておられるかを知っていただくため、エッセイコンテストを催しました。為政者の方々は、この事実にいつまでも眼を閉ざすのではなく、国際標準になるようにお願い申し上げます。
これは今後もしばらく続けるつもりです。
今年は1位にErika Enomotoさん、2位にHamilton Armstrongさん(いずれも米国籍)などが入賞され、お二人は5月30日の世界禁煙デーシンポジウムにもおいでになります。
以下に入賞者を記載し、讃えます。
2015年5月24日
日本禁煙学会
理事長 作田 学
2020年東京オリンピックはスモークフリーこそがクール!
Erika Enomotoさん,USA,27歳
東京での最悪な受動喫煙体験:私の経験をもとに
Julia Anna Hollnagelさん,オーストリア,28才
伝統工芸も喫煙汚染にさらされて
Jennifer McDowellさん,USA,40歳
これが日本だ!
Hamilton Armstrongさん,USA,58歳
日本の受動喫煙問題
Allison Kweselさん,USA,31歳
2020年にはタバコの煙がない日本に!
レティツィア・グアリーニさん,イタリア,30歳
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