取り組み
更新日時:2020年7月16日

無煙映画大賞

主催:一般社団法人 日本禁煙学会 後援 タバコ問題首都圏協議会

日本禁煙学会無煙映画大賞審査委員長 見上 喜美江                  

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2019年度無煙映画大賞と受賞理由

無煙映画大賞作品賞   「新聞記者」 藤井道人監督

 

無煙映画大賞女優賞 吉岡里帆(よしおか りほ) 「見えない目撃者」 森淳一監督

無煙映画大賞男優賞 北村匠海(きたむら たくみ)「君は月夜に光り輝く」 月川翔監督

無煙映画大賞ファミリー賞  「今日も嫌がらせ弁当」 塚本連平監督

無煙映画大賞話題賞 「翔んで埼玉」 武内英樹監督

無煙映画大賞特別賞 「誰がために憲法はある」 井上淳一監督

無煙映画大賞の目的

この賞は次のようなことを目的に設けられました

➀ 映画に携わる俳優及びスタッフなどすべての働く人々をタバコの能動喫煙、受動喫煙の害および残留タバコ煙の害から守ること。

➁ 映画俳優の喫煙シーンがきっかけでタバコ依存症などになった人が多いので、喫煙シーンをなくすことで当事者だけでなく観客もタバコの害から守ること。

➂ 2004年に日本も批准し、世界179以上の国や地域が批准している国際条約「タバコ規制枠組条約(FCTC)」第13条(注1)を遵守することを促します。

④ ①、②、③により、映画に関わる人々がいつまでも元気に活躍され、また映画を楽しむことができること。また、タバコのない健康な社会となることを願うものです。

 

選考に当たっては、以下のことを考慮しました。

➀ 2019年中に一般公開された日本語映画であること。ただし、原則として時代劇とアニメは除く。

➁ 作品にタバコの煙がでないこと。PP(注2)としてのタバコも登場しないこと。

➂ 誰でもが楽しめる内容であること。

④ なお、特別賞については今の世の中を反映した作品を選定しています。

(注1)FCTC第13条 タバコの広告・販売促進・スポンサーシップの制限・禁止。従来からある情報提供手段(印刷・テレビ・ラジオ)およびインターネット、携帯電話、映画を含むあらゆる形のニューテクノロジーを用いた情報提供手段による広告・宣伝の禁止。

(注2)PP(product placement) とは、映画やテレビの番組内で、広告主の商品を使い、認知やイメージを高めようとする広告手法。広告主は、商品を製作側に提供する。CMよりも商品に対する視聴者の重要度が高いという長所がある。反対に、商品の表現について製作側から制限される場合もある。製作者側も広告主も共同のキャンペーンが張れるというメリットがある。(経済ビジネス用語辞典より)

<受賞理由>

作品賞「新聞記者」

 現在東京新聞の記者として活躍している望月衣塑子記者の原作を原案とし、正義感に燃えて取材し腐敗を公にしようとする記者と、政権の不都合なニュースをコントロールする役割のエリート官僚の葛藤を対峙させ、報道とは?メディアとは?を問いかけた秀作となりました。

 

主演女優賞 吉岡里帆

 交通事故で視力を失った元警察官が、連続少女誘拐事件に関連する情報を耳で「目撃」しますが、警察では一蹴され、協力者の少年と出会って犯人を追い詰めるという難役を凛々しく聡明に演じました。

 

主演男優賞 北村匠海

 不治の病で外に出ることができない女子高生に変わって彼女が体験したいことをスマホで撮影しながら報告する「代行体験」を繰り返すことで、次第に彼女に惹かれていき「出会ったこと、愛すること、そして生きることの大切さ」に気づいて苦しむ青年を抑えた演技で好演しました。

 

ファミリー賞 「今日も嫌がらせ弁当」 塚本連平監督

 会話がなくなってしまった高校生の娘と毎日のお弁当作りを通じて必死に関係を保とうとするシングルマザーの姿を八丈島の豊かな自然を背景にし、コミカルにそして可愛いキャラ弁(キャラクター弁当)をアクセントに楽しく描きました。

 

話題賞 「翔んで埼玉」 武内英樹監督

 海のない埼玉県を自虐的に描いた魔夜峰央原作の1982年のコミックを二階堂ふみとGACKTの主演で実写映画化しました。「自虐ネタ」を代表する作品で出身県のアイデンティティをめぐるやり取りが全国的に人気となりました。

 

特別賞 「誰がために憲法はある」井上淳一監督

 松元ヒロ原作で一人語り「憲法くん」を基に、87歳になる女優の渡辺美佐子が演じた様子と、渡辺が仲間の女優たちと長い間続けてきた原爆朗読劇が幕を閉じるまでの経緯を描きました。あらためて私たちの生活は「憲法」があるからこそ守られているのだと再確認させる作品です。

2019年 汚れた灰皿賞(モクモク賞) (注3)

<汚れた灰皿賞(モクモク賞)>

「さよならくちびる」(塩田明彦監督) 

「最高の人生の見つけ方」(犬童一心監督) 

「ダイナー」(蜷川実花監督)

「カツベン」(周防正行監督)

*汚れた灰皿賞(モクモク賞)について

タバコの場面の多い作品は他にも「ひとよ」PG12(白石和彌監督)「麻雀放浪記2020」PG12(白石和彌監督)「人間失格」R15+(蜷川実花監督)などがありますが、制限を受けているので候補から外しました。

(注3)「汚い灰皿賞」(Dirty ashtray award)は喫煙シーンの多い映画に対して授与される不名誉な賞です。

過去の受賞歴(作品賞)

2017年度「ミックス。」(石川淳一監督)

2016年度「シン・ゴジラ」(庵野秀明監督

2015年度「ビリギャル!」(土井裕泰監督)

2014年度「魔女の宅急便」(清水崇監督)

2013年度「はじまりのみち」(原恵一監督)

2012年度「しあわせのパン」(三島有紀子監督)

2011年度「ツレがウツになりまして。」(佐々部清監督)

2010年度「アンダンテ ~稲の旋律~」(金田敬監督)

2009年度「おと・な・り」(熊澤尚人監督)

2008年度「ハンサム★スーツ」(英勉監督)

2007年度「キサラギ」(佐藤祐市監督)

(2005年、2006年は該当作品なし)

2004年度「父と暮せば」(黒木和雄監督 宮沢りえ、原田芳雄出演)

 

過去の無煙映画大賞

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